人生のメダルはあなたの手の中に
パワースポット『めおと松』の誕生 熱海梅園入口、長与専斎の『梅園』石碑を進むと、天高くそびえ立つ『めおと松』(深いところでしっかりと結ばれている。)がある。昨年の『絆』に続いて、今春は『金』の一文字となった。熱海市民一人ひとりが、金のような輝きをもって、観光客のおもてなしをしよう。とくこころがことばとなった。この松の幹の回りは、六メートルほどになる。入園者特に若者が、手を当てて、木のパワーを感じる風景が目にとまった。梅も桜も黙って、咲くその時を待っている。時流れ、糸川の水の流れに、人のこころは導かれている。来園者の数だけかけがえのない実人生がそこにある。
静岡県)遠藤雅子さん
第一回熱海写真俳句ストーリーコンテスト応募作