熱海秘ストリア・五七五 第1回写真俳句物語コンテスト入選発表

4月1日より開催されていた第1回「熱海秘ストリア・五七五 写真俳句物語コンテスト」にご応募頂き有り難うございました。御礼申し上げます。応募作品自由句部門25作品、課題句部門31作品より各部門各5作品を入選とし、ここに発表いたします。賞状、副賞は後日の発送をもってかえさせて頂きます。尚、7月1日より9月15日迄第二回コンテストが行われます。ご応募をお待ちしております。 

Ⅰ・自由句部門・入選者発表

 撮詠大賞 杉山榮一さん(静岡県沼津市)

第1回入賞作品-自由01

 富士山の西部地方(富士・富士宮地区)では、農鳥が現れると田植えが始まるとの事。

 

 撮詠賞  小宮 里さん(静岡県長泉町)

第1回入賞作品-自由02

朝早くにだけ見られるカラーの滴り涙。
朝の光を受けてキラリと光る。
私の胸の内を代弁してくれているかの様な。

  

撮詠奨励賞 成川和子さん(静岡県長泉町)

第1回入賞作品-自由03

田植えの後、若い人は勤めに出るので、苗代に水を張る見廻りに、八十歳を過ぎたと云うご婦人が一日に何回も来ていました。

 

撮詠奨励賞  矢田 稔さん(静岡県熱海市)

第1回入賞作品-自由04

 いまやパワースポットとして、多くの人が参拝に来る来宮神社の大樟・・・樹齢2000年といわれるその偉容はひとびとを圧倒する。参拝に来る人たちの大半は若いカップルが大半で・・・私が訪れた日は梅雨の晴れ間の・・・やや汗ばむ陽気だが、境内を吹き抜ける風が心地よく、恐らく恋人同志と思われる若い二人が、大樟を見上げる明るい表情・・・なるほど、この大樟は愛のシンボルかも、とふと思いました。 

 

撮詠奨励賞  久喜聖子さん(愛知県名古屋市)

第1回入賞作品-自由05

 20年ぶりに訪れた柿田川湧水は、遊歩道で整備されていた。あの時は二人であったが、今日はのんびり一人旅。万緑の中、目を瞑れば水の音だけの静かな時間である。心身ともに清められていくのを感じた。

 

 

Ⅱ・課題句部門・入賞者発表

第1回入賞作品-課題大楠

  

 撮詠大賞  松原指月さん(静岡県熱海市)

第1回入賞作品-課題01

早朝 意を決して訪れた大楠。その社に入ると 何とも言えない雰囲気がした。気のせいかと思いながら時を過ごし 杜の外に出たとき 気のせいでないことを知った。

 

撮詠賞  前島清治さん (静岡県藤枝市)

第1回入賞作品-課題02

人生80年代の長寿社会の日本となりました。この大楠の寿命は2千年。まさに天命を感じます。蝸牛のゆっくりと確かな歩みで、風雪や嵐に耐えての長寿なのでしょう。これからも、日本の行く末をどうぞお見守りください。

 

撮詠奨励賞  鈴木鐡雄さん(愛知県名古屋市)

第1回入賞作品-課題03

永年の風雪に耐え平成の世へと命を繋ぐ大楠。威風堂々たる大楠は、まさに神の姿そのものである。未来永劫に栄えんことを祈る。

  

撮詠奨励所  矢﨑 洋さん(東京都渋谷区)

第1回入賞作品-課題04

太陽エネルギーを、大地の栄養・水分を取り込みつつ、2000年もの間、地球の空気を浄化しつつ現在にいたっているのだ。