森村誠一の写真俳句の愉しみ

  • 写真俳句の制作過程1

    句材としての写真には芸術性はいらない 制作といっても、デジタルカメラとテープレコーダーを持って外に出るだけである。家の中でも俳句を詠(よ)めないことはないが、外界の方が刺激に満ちていて、眠っていた頭が醒(さ)めてくる。頭…
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  • 写真俳句の制作過程2

    下五は俳句の運命を決定する 私の場合、上五と中七の十二音が先に出て、まとめの下五が出ないことがある。そのようなときは五七に止どめて、下五をブランクにしておく。下五次第で五七が生きるときと死ぬ場合がある。また下五によって五…
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  • 写真俳句の制作過程3

    最初に俳句が生まれた場合 この場合は、俳句に合う場面を探すことになる。俳句や季語に合うような場面がないときは、俳句や季語そのものを変えてもよい。だが、その場合でも、なるべくならばその句の精神や運命は変えたくない。 たとえ…
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  • 写真俳句の制作過程4

    写真と俳句は化学変化する 俳句にも写真にも表現したいモチーフがある。俳句と写真が合体した写真俳句のモチーフはなにか。俳写同格であるが、そのときの状況によって、俳句に重点が置かれる場合と、写真に傾斜している作品に分かれるで…
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  • 四季の散歩術1

    感受性なき散歩は単なる移動 写真俳句と散歩はセットである。屋内に閉じこもっていては写真俳句は生まれない。たとえ生まれたとしても、私小説的な、ごく狭い世界とならざるを得ない。内閉的な世界から外に目を向けるのが写真俳句である…
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  • 四季の散歩術2

    季節ごとの愉しみ方 一歩外に飛び出しただけで、まったく別の世界が開く。風がささやき、雨が光り、花の香りが漂う。顔馴染の人と挨拶を交わし、野良が道を横切り、あるいはすり寄って来る。時間、昼夜、季節によっても別の顔を見せる。…
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  • 写真俳句の愉しみ 夏

     春が更け、花がその位置を譲った萌葱(もえぎ)色の新緑も濃厚となると、輝く夏に備えて梅雨がたっぷりと水分を補給する。日本列島ほどメリハリのきいた四季の節目のある国はない。いずれの国も冬か夏に偏っており、あるいは冬と夏が逆…
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  • 雲の峰積木の街を踏まえ立つ 【夏】

    雲の峰積木の街を踏まえ立つ 夏の空に巨大なエネルギーの塊のように、もくもくとわき上がる入道雲は、まさに夏の象徴である。発達しきった雲の峰は真夏の光の中に雪のように輝いている。入道雲の発達途上はまるで雲に巨大な…
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  • 艶やかに梅雨まで染める華の舞 【夏】

    艶やかに梅雨まで染める華の舞 熱海市に仕事場を構え、市内の芸妓見番(歌舞練習場)によく立ち寄るようになった。熱海芸妓衆は約三百人、日本一の規模を誇る。 だが、芸妓を座敷に招ぶとなると、喫茶店に入るように簡単に…
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  • 一杖の余生(誉生)の意志や坂の汗 【夏】

    一杖の余生(誉生)の意志や坂の汗 老いては子に従えと言う通り、子供の世話になり、孫に囲まれて、猫の蚤取りや、せいぜいゲートボールをして過ごすというのがハッピーな老後のパターンである。だが、最近は子供の世話にな…
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